「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を初日のレイトショーで見てきました。

この記事について

 この記事は、「「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を初日のレイトショーで見てきました。」です。

 珍しく事前に過去作の予習をしてしまったのと、ネタバレを喰らうのが面倒くさいので、公開初日のレイトショーで見てきたのでその感想です。

 以下は、当然100%ネタバレなのでご注意ください。

 未視聴の方は、絶対に読まないことをお勧めします。

 ちなみに書いてる人は、一応地上波で放映されているか、劇場で上映されているエヴァンゲリオン(以下エヴァ)については、一応大体一通り1回くらいを事前に見ています。

 但し、漫画版、ゲーム、オーディオドラマ等はノータッチです。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||とは

 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||とは、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの新劇場版の4作目にして完結編ですね。

 前作のQの直後から、新劇場版の完結までのお話です。

 公開日は2021/3/8です。

 ちなみにタイトルの新世紀は、西暦2000年前くらいの一時期に、とりあえず新世紀ってつけるのが流行ったみたいな時期があるようで、あまり意味がないとか言われていました。

 しかし、今回は、その理由もさらっと説明されます。

超雑なあらすじ

 感想系の記事では、大体超ざっくりあらすじを付けるのですが、今回は、複雑過ぎる上、いつもの通り作ってる方も100%説明する気がないのと、あまりに内容が詰め込まれ、さすがに謎過ぎて書けません。

 分かりやすさを優先で書くとすれば、大まかな流れとしては、TV版のラスト+旧劇場版のラスト+ゲンドウ側の都合の説明みたいな感じです。

 結局エヴァの大筋のテーマとしては、TV版と旧劇場版通りと言うことのようで、そこに若干説明を足したような流れになっている気がします。

 一応、ゲンドウ側の説明は、シリーズラストにして初めて、シンジとの直接対話の形である程度されており、この部分だけでも旧作ファンが見る価値があると思います。

 もちろん、Qまでのように、舞台としての勢力や登場兵器、キャラ配置と言ったものは、ほぼまるっと変わっているのですが。

 ラストがアレだと、全体的な雰囲気としては、旧作群と同じかなって思いました。

感想

 一番の感想としては、とにかく

 またかよwww

 って感じでした。

 旧劇場版のラストを見せられたときの感想と、かなり似ている気がします。

 まあ、同じタイトルなので、問題はないのですが。

 とりあえずは、Qのラストの激しい戦闘からのいきなりまったりした日常シーンにびっくりしました。

 しかもこの第三村の日常シーンが、今までのシリーズにはない、妙にほのぼのした感じのまったりした尺で、そりゃ上映時間3時間も行くわと思いました。

 ただ、このシーンで、実は、割とすれ違いが多かったアヤナミレイとの間の関係の修復、トウジからの劇中世界の人から見たシンジへの感謝、スズハラからのいなくなってしまった自分の父への後悔などなど、ラストに向けたシンジ君の心の整理が結構丁寧に書かれていて良かったと思います。

 

 逆に中盤以降は、一気に情報過多で内容の半分も分からないまま、一気に話が展開していくのですが、展開の熱さには、久しぶりに映画を見ていて手に汗を握っていたみたいな感じになりました。

 とにかく、メインで頑張るエヴァ2機のバトルが、パイロットの動きを含めてとにかく激しくかっこよく、普通に夢中で見てました。

 この辺は、映画館の強みですね。

 ただ、新劇場版でのアスカが、どうも綾波シリーズと同列のクローン(?)みたいな扱いになっているのは、さすがにちょっとショックでした。

 まあ、新劇場場のアスカは、名字からして式波なので、旧版とは違う位置づけなのかもしれませんが。

 綾波シリーズは、人類補完計画の都合で、潜在的にシンジ君への好感を埋め込まれているようです。

 それを自分に重ねて、シンジ君への好意が操作されたものだったのかもしれないみたいな感じで描かれるアスカは、かなりかわいそうに見えました。

 終盤は、やはりゲンドウですね。

 結局やっぱりゲンドウの目的は、人類補完計画に絡めて、妻である碇ユイとの再会だけと言うことのようでした。

 内容的には、旧作からある程度推測されていた内容で分かるのですが、そこへの肉付けが割と赤裸々で、意外に痛くて直視できない方も結構多いんじゃないかと思います。

 結構オタクの人物像としては、当てはまる人も多い感じで、感情移入できる人も多い気がしました。

 特に元オタクで妻子持ちとかだとヤバイと思います。

 最終的には、妻は失っても、息子であるシンジが居たじゃんみたいな当たり前の結論風味に受け取れる展開で、ゲンドウはフェードアウトしていくのですが、そのために全世界を巻き込むとは。

 ゲンゾウについては、旧シリーズのシンジ君とかなり似たような感じだったのでしょう。

 ずっと出てきていたDATのウォークマンは、結構複線だったんですね。

 また、終盤では、舞台が「何でもできる場所」と言うことを言い訳にしてか、非常にメタな映像表現が多用されて、いきなり雲行きが怪しくなってきます。

 要は、テレビ版のラストみたいになってきます。

 ここまではきっちりリアルでかっこよかったので、逆に落差がヤバいです。

 ただ、これもまたかなりインパクトが強く、見ている方の感情をボコボコにしてきます。

 まあ、普通の作品だとこんなシーンは絶対ないですしね。

 特に印象に残ったのは、舞台関係のセットみたいなところで、ゲンドウとシンジ君の乗るエヴァ2機が戦うシーンで、正直混乱の極致でした。

 私たちは、一体何を見せられているんだろうみたいな。

 とどめは、全く説明がないんだけど、実はメインヒロインだったマリ(真希波)でしょうか。

 さすがの坂本真綾って感じもしますが、おそらく最初から大体の事情を知っており、実は最強で、ついでにゲンゾウやユイの同級生だったりするけど、あの外見で、エヴァパイロットの上、ラストを全部かっさらっていくという謎のオンパレードです。

 まあ、アスカがクローン、レイは元々母親との線引きが微妙みたいな感じなので、別のヒロインを用意したみたいな筋はうっすら予測できますが。

 問題は完結時点で、これだけ重要な位置にいる彼女については、全く説明がないので、本作全体の感想としても、またぶん投げたなあみたいな感想しか出てこない訳なのでした。

 まあ、かわいいはかわいいですね。

 旧作からのファンは、アスカをスズハラなんかに持っていかれるのが納得がいかない人も多そうですが。

 通してのメインテーマとしては、旧からやはり、オタクはロボットアニメなんか見てないで、外に出て、失恋して、恋愛して結婚して子供を持てみたいなメッセージを強く感じますね。

 ある意味でそれ以外の部分は、ほぼ舞台装置というか、メッセージを届けたい相手の興味を引くためのガワとさえ見える感じがします。

 特に今回のラストシーンが凄い印象的で、色々辛い目に遭っても進まないといけないけど、その先でマリみたいなかわいい彼女と出かけたりしたいだろみたいな香りがぷんぷんします。

 シンジ君とマリ以外にも、なんか背景で複数のカップリングがちらっと見えましたしね。

 まあ、共感はするところですが。

 

謎について

 今回は事前に新劇場版を見直して予習をしたので、いくつか不思議に思った謎を予めピックアップしてから出かけました。

 都合で軽く確認とか、新たにぶん投げられてしまった謎についても、見直すときのために整理しておこうと思います。

シンジ君のシンクロ率

 Q冒頭でシンジ君のシンクロ率は0と言う描写があるのですが、結局終盤では13号機に乗ってました。

 この辺はちょっと謎だったのですが、実は、ほぼ100%だったと言うことで答え合わせがされていました。

 伏線と回収としては、結構うまかったと思います。

ニアサードインパクト後の世界

 ニアサードインパクト後の世界って、結局どうなったん見たいな所があったのですが、Qでの開示範囲では、ネルフとヴィレ以外全員死亡みたいな感じになっていました。

 しかし、実際は、アンチLシステムを使って結構な人数が生存していたようです。

 さすがにカオル君、説明を端折り過ぎだろとか思いました。

Q冒頭のミサトさん

 破のラストで、シンジ君に「行きなさい」とか言っておいて、Qの冒頭の態度はないだろうみたいなところがあったのですが。

 こちらも意外に丁寧な説明がついていました。

 ミサトさんの中には、結局エヴァに乗れるシンジ君に丸投げみたいな罪悪感がずっとあったみたいなんですね。

 展開的にも最後は体を張ってシンジ君の力になるみたいな感じになっていて、今回特に良かったキャラの一人だと思います。

 てか、ヴィレのみなさんは、基本的にどんどんデレてくるのでズル過ぎるのでは。

結局ぶん投げられてしまった謎たち

 とにかく、結局マリってどんな奴なんだろうみたいなのが最大過ぎると思います。

 劇中での扱いは前述の通りですが、実際にシンジ君とは3回しか会ってないのにあの扱いとは。

 取れた情報から想像できる範囲だと、ゲンドウが好きだったけどユイに取られたので、色々あったけど息子のシンジ君は貰うにゃみたいな憶測しかたたないのですが。

 新劇場版の場合は、エヴァを動かせる普通の人間って、実質シンジ君だけのようなので、明らかに普通の人じゃないですよね。

 同様にアスカ周りについても、結局何なんみたいな辺りの謎は、説明が不十分で、謎をぶん投げ気味だと思います。

 こちらも前述通り、新劇場版では、綾波のようにたくさんいて、オリジナルからのクローンなのかなみたいな推測しかたちません。

 オリジナルも既に良く分からない状態でしか出てきませんし。

 あのオリジナルが旧作で言う所の惣流さんでかなり早いうちに実験体にされてしまって、式波シリーズがクローンみたいな感じで出てきたんですかね。

 新劇場版のアスカは、すげえ良い奴で、すげえ頑張っているのは確かだったのですが、一方で、どうしてあそこまで人類補完計画の阻止に頑張るかの視点での説明が0な辺りがちょっと不気味です。

 第3村を守るため、とかなら良いですが、最初から全部ゲンゾウに仕組まれてたり。

 ニアサードインパクトを加持さんがどうやって止めたのかも謎ですね。

 槍が落っこちてきて止まったんじゃないのかとか、一人の犠牲で止まるようなものなのかみたいな。

 

復習用

 とりあえず、うちみたいに、消化不良気味で、謎が残った方は、復習用に過去作品を見直してみるのも手だと思います。

 現在では、ほぼ下記のアマゾンプライムの動画配信で見れます。

 新劇場版については、しばらくは、プライム会員であれば無料のようですね。

 

新劇場版・序

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新劇場版・破

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新劇場版・Q

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旧劇場版

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TV版

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まとめ

 結論としては、久しぶりに劇場で手に汗を握るほど盛り上がる映画と言うことで、かなり面白かったです。

 初日のレイトで行ったせいか、席がほぼ埋まっている状態だったのに、私語が気になる人とかもいなくてラッキーでした。

 TV版のラストと、旧劇場版のラスト、新劇場版のQまで見ている方には、お勧めの映画だと思います。

 逆にいずれかが欠けていると、良く分からないんだけど感がデカすぎるかもしれませんね。

 

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とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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