弁理士の論文答練の点数を上げるには。(2/2)

(前回の続きです)

 ところで講義中に某講師がいっていたのですが、某予備校側の答練の100点満点は、業界の権威みたいな先生が時間無制限で作ったような答案を想定しているそうです。都合で、項目の内容をレジュメレベルで書いてあったとしても、大体項目点数で満点は付かないので気にしない方が良いです。この基準で項目点数を積み上げると、ある程度できている答案でも、70点を超えるような物凄い素点になってしまうためです。
 
 ところで、良く重箱の隅をつつくような指摘が不愉快なんて話も聞きます。あれにも採点側に事情があるそうなので、内容に触れていないものは気にしない方が良いです。大体、採点している方も、大体書きたくて書いている内容ではないようでした。
 具体的には、答案の採点の際に、答案ごとにコメントを何件以上つける、という明確なノルマがあるようでした。この場合に、答案の出来がある程度良いと、採点側は、内容に関する突っ込みが一切できなくて非常に困ったりします。
 
 つまり、内容的に参考になることをコメントとして書くことがなくて、採点側が困るわけです。そうなると、採点側も泣く泣く隅まで内容を読んでアラを探したり、どうでも良い一般論を書いたりするハメになります。ちなみに、「良く出来ています」とかは、非推奨コメントとして緩く規制されてるというウワサもあり、採点側からしても逃げ場がない感じのようでした。
 まあ、腹立たしいコメントがあっても、「ああ、これ困ってるな・・・」くらいで許してあげると、受け取る側の精神衛生上も良いのではないでしょうか。
 
 まとめると、論文答練の点数を上げるには、論文の答案としてなんとなく書けているという意識では足りない、という感じになります。具体的には、採点表に上がっている、いわゆるキーワードを確実に記載しないと点数は上がらないということですね。帰ってきた答案を確認する際に、採点表と突き合わせて、具体的にどのキーワードが書けなかったのかを意識していくと、うっすら点数は上がっていくのかもしれません。
 
 たかだか論文答練の点数が上がったところで、論文本試験で駄目なら意味がない、という話もあります。ですが、今の論文答練は順位と偏差値が出るので、自信を得るには割と重要なことなんじゃないかと思います。また、論文試験の合格率は超雑に25%なので、どの答練を受けても毎回上位25%以上であれば、ある程度合格率を推定することができるので、やる気に変換することもできるんじゃないでしょうか。

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事務所で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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