弁理士へ転職について。

 弁理士へ転職について、今回は実話ベースで書きます。
 もし仮に弁理士試験に受かってしまったらどうされるでしょうか。うちの周辺だと、業務等は変わるかもだけど、結局転職はしないみたいな人が大多数でした。結論から言うと、これが最強だと思います。
 
 と言うのも、基本的に今弁理士の求人でおいしいものはほとんどなく、求人がされていても、大体基本的に今の大多数の人の稼ぎから凄い下がるものばかりだからです。弁理士の仕事としてまず浮かぶのが、明細書作成や、出願手続きだと思いますが、実はこの辺は資格不要のいわゆる特許技術者さんや事務さんの数を揃えれば回ってしまいます。
 
 都合で、その手の弁理士さんになると、待遇もそれに準じる感じになってしまいます。大体合格前に特許技術者さんでバリバリ明細書を書いていた方とかは、合格後も待遇はほとんど変わらないそうでした。このため、どうしても弁理士として仕事をしたい、と言う方以外は実際合格してしまった場合も、弁理士登録はせずに現職を継続される方がほとんどになると思います。
 
 一方で、私の場合は全くの異業種からの転職だったので、その辺からの視点で、ちょっと追記していきます。
 ちなみに、弁理士の募集は結構見かけるのですが、募集した分辞めていく事務所、募集しているだけでよほど良い人でなければ取らないみたいな事務所、待遇が異様に低い事務所等々あるので注意が必要です。さりげなく、今の時代ハローワークとかでも、普通に弁理士募集があったりします。
 具体的には、ちょっと前にツイッターで流れていた募集とかだとこんな感じのようでした。

○パテントサロン:
http://www.patentsalon.com/jobs/offer/yoshida-patent/index.html
 
 現職を辞される場合には、ちょっと考えた方が良いです。
 で、それでも、もし弁理士になりたい方はどうしたら良いのか。弁理士として転職したい場合は、就活時に大体聞かれるのは下記の3点です。

 1.明細書の作成経験
 2.英語力(TOEICで600~)
 3.現在の技術知識

1.明細書の作成経験
 まずは明細書の作成経験です。特許系はこれがないとかなり厳しいようです。大体どこでも真っ先に聞かれます。
 完全未経験者の場合は35才以下くらいまでなら何件か見かけました。まあ、弁理士試験の合格者統計を見ると、この年齢だけで既に割と希少になりそうですが。

 2.英語力(TOEICで600点~)
 英語力も聞かれます。外内系に転職した知り合いは、ポテンシャル採用だったようなのですが、入所後半年くらいで800点くらい取ってくれと言われたそうです。また英語力が高いと、商標系弁理士でも行けるようです。未経験でも英語力が高く、かなり大きな事務所に一発で入ってた人とかも見かけました。
 
3.現在の技術知識
 特許系であれば、就活の際に大ざっぱに電気、機械、化学で別れます。私の頃は化学の人材が希少だったのか大人気でした。ちょうど電気が減り始めた辺り。とはいっても事務所さんによって、細かい専門分野は違うので、現職や大学専攻が変わった技術であればワンチャンスあると思います。
 なお、基本母集団が修士以上なので、学士は強みになりません。反面、論文試験の免除で取った資格とかは、軽くアピールくらいにはなるようです。
 
 そんなわけで、将来弁理士として転職したい方は、試験勉強以外にもこの辺をいろいろ仕込んでいくと後々楽になると思います。なお、独立、半独立っぽく仕事をされている方は非常に楽しそうだった点を追記しておきます。
 

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とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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