短答試験の勉強方法について(その2)

 短答試験対策についての続きです。

 また過去問を解く際は、設問に対する答えを覚えるのではなく、何を聞かれているのかを意識しながら回答するようにしましょう。具体的には特定の制度に聞かれている場合、多少文章が異なっていても、全く同じことを聞いている問題がかなりあります。逆に他の設問で聞いていたことの反対や、周囲を聞いているだけのような問題は、元の制度のその論点だけ抑えれば全て正解できるようになります。

 ここまでできたら、あとは論文の勉強も年内は結構力を入れてやると点数が上がると思います。短答の知識は制度をピンポイントで問うものが多いです。初学者に多いのですが、この場合全体の制度の流れとしての知識がつかないので、制度の流れで問われるような問題に弱いです。また、論文で制度の流れを勉強することで、どこの知識が抜けているのかの把握が楽になります。「今年は短答だけ受かれば良いや」と言う作戦は効率的ではありますが、短答の問題と論文の問題に関係性が出てきている近年では、逆に遠回りになる可能性があるので注意したほうが良いと思います。

 ちなみに私の場合は、過去問をメインにして、四法対照に書き込みをしていました。過去問をやって間違えたところを、四法対照に書き込み、インプットとしては間違えたところを繰り返し確認しながら問題にあたる方法です。初学者であれば、某Lから出ていた短答アドバンスと言う参考書が一番楽だと思います。近年は一般売りをしていないので、配布される某Lの講義を取るのが正解という事になります。まあ、講座については別記しますので、ここでは割愛します。

 答練や模試については必ず受けるのが良いと思います。特に受験人数が多いものは、かなり正確に実力が出ます。問題自体は本試と全然違うじゃないか、と言う声もありますが、経験則的には、受験生の母数の中での相対順位が結構正確に出るので重要です。重要なのは順位ではなく、母数の中での割合でどの辺にいるかです。短答の合格率が10%の場合、上位10%に入っていなければ、ほぼ合格できない、と考えて良いと思います。

 それと言うのも、試験母体によって受験者のレベルも変わっていますが、模試や答練を受ける続ける受験生は、受験者層の中で合格ボーダー付近であることが多いです。都合で現実的にはかなり精度が高いものになっています。早めに受験して、成績が低い場合は、思い切って勉強量を増やす、等の現実的な対策が必要になります。

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事務所で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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